自分に自信が持てない。
これは、きっと多くの人が一度は悩むことだと思います。

先日、大学生の後輩から、こんな相談を受けました。

「自分に自信が持てないのですが、どうしたら良いですか?」

その気持ちは、非常によく分かります。
私にとって、自信がないことはコンプレックスでしたし、それを人前で口にするのも恥ずかしいことでした。

だからこそ、私からすると、そのことを相談してくれた後輩は、それだけですごいと思います。
むしろ、その時点で自信を持ってもいいくらいだと感じました。

そんな私の勝手な感想はさておき、このことについては、私自身も本当に悩みました。
今回は、そんな自分が「自信」について考えるきっかけになった言葉を書いてみようと思います。

自信がない状態は、じわじわと苦しい

このことについては、私自身も本当に悩みました。
悩んだ甲斐もあって、性格は捻くれることができたと思いますが、正直、この状態はとても辛いものです。

楽しいと思えることや、やってみたいことを素直に表現できない。
これは、ただ面倒なだけではありません。

少しずつ自分がさらに嫌いになっていく、蓄積された毒のようなものだと思います。

だから、相談してくれた後輩しかり、多くの人が、なんとか自信を持てるように悩むのだと思います。
そんな方に、ぜひオススメしたい漫画と、その中の言葉があります。

『アオイホノオ』の中にあった、忘れられない言葉

オススメしたい漫画は、『アオイホノオ』です。

この漫画は、美大に通う主人公 焔モユルが、プロの漫画家を志す話です。
この主人公モユルは、漫画家(島本和彦 氏)本人をモデルにしたと思われる視点で描かれています。

このモユルの同期には、のちにエヴァンゲリオンなどを生み出す庵野監督や、そのアニメ会社(GAINAX)で社長となる山賀氏や取締役を務める赤井氏などのメンバーがいます。
そんなメンバーに対して、主人公は(勝手に?)ライバル意識を燃やしながら、漫画家を目指していきます。

モユルも熱血怠惰で非常に魅力的なのですが、庵野氏や赤井氏など、学生時代からすでに頭ひとつ飛び抜けた天才たちがいる中で、山賀氏がその一団を束ねます。

この漫画の中では、山賀氏は漫画もアニメも何も描けないキャラです。
しかし、なぜかいつも自信満々です。

美大にいながら、美術に関することは何もできない。
それでも、庵野氏や赤井氏にくっつくことで、「食いっぱぐれない」ように上手く立ち回ります。

大きなチャンスに真っ先に飛びついたのは誰か

そして物語の中で、主人公モユルそっちのけで、庵野氏、赤井氏、山賀氏は、DAIKONⅢという大きなSFイベントで、岡田斗司夫氏のもと、オープニングアニメを制作し、上映することになります。

岡田斗司夫氏が庵野氏と赤井氏の才能を見込んでこの話を持ちかけるのですが、誰よりもその話に食いつくのは、この山賀氏でした(笑)。

しかし、慎重派で自信のない赤井氏は、一介の学生が大イベントの目玉となるようなアニメを作れるはずがないと考え、参加したがりません。
それでも、なんとしてもやりたい(やらせたい)山賀氏は、赤井氏を説得しようとします。

頑なに意思を曲げない赤井氏は、自宅の押入れに引き篭もります。
それでも引き下がらない山賀氏は、しつこく誘いに来ます。
しかし赤井氏は、自信がないからやらない、と言います。

そして山賀氏に、こう尋ねます。

「絵も描けないし……アニメのことも知らないし……何もできないのに……何でそんなに自信にあふれているんだよ!?」

「自信ってのはな……」

さて、これに対して、みなさんならどう答えるでしょうか。
私は当時、その答えがあまりにもシンプルで、衝撃を受けました。

その答えは、

「自信ってのはな……」
「根拠のないものなんだよ!」

私は当時、何か自信が持てるように頑張ろうと思い、今までやったことのないいろいろなことに挑戦してみました。
しかし、いつまで経っても、揺るぎない自信のようなものは出てきませんでした。

でも、この言葉を聞いた時、腑に落ちたのです。

自分を勝手に信じるから、自信なのだと。
自信と実力は関係なくて、むしろ根拠があるなら、それは実績なのだと。
そして、その実績は、自分の自信を他人に証明するための根拠なのだと。

どれくらい自信を持つかは、自分で決めていい

だから、結論です。

どれくらい自信を持つかは、自分で勝手に決めていい。
むしろ、自分で持たない限り、一生持つことはできないのだと思います。

後輩にも、このような話をしました。
正直、この話が響くかどうかは分かりませんでした。
でも後日、「あの言葉で自信が持てました」と言ってくれました。

そして、自分の感性を信じて、思い切って一人で海外へ旅に行くとも言っていました。
すごい行動力だと思います。

私自身も、少しずつ変わることができた

私自身も、この言葉を知ってから、少しずつ変われた気がします。
何よりも、前よりポジティブになりました。

小心者なので、もちろん漫画の山賀氏と比べたら、まだまだ自信が少ない方かもしれません。
でも、別に他の人と比べる必要はないと思います。

あえて比べるなら昔の自分ですが、それとは雲泥の差です。
というか、別人レベルだと思います。

ちょっと前に、長らく会っていなかった昔の友達とも会って話しましたが、「よく自分の考えを話すようになったな」と言われました。
今までは、何を考えているか分からないと言われることが多かったので、やはりかなり大きな変化だったと思います。

何よりも、自分が思っていることを話すことで、理解してもらえるのは嬉しかったです。
そうすると、自分の内面に対して自信がつきますし、どうしたらもっと上手く伝えられるかも考えるようになりました。

外に自信を求めるのではなく、自分の中に見出す

みなさんも、もし何か、自分に自信が持てるように努力をしているのであれば、それはよした方が良いかもしれません。

挑戦しても、自信はつきません。
付くのは、他人から認められる実績です。

自信と実績は、別ものだと私は思っています。
なので、まずは自分に自信を持つことから始めて、その自信を他人に認めてもらうために挑戦をすれば良いのだと思います。

どうぞ、外に自信を求めるのではなく、自分の中に自信を見出してください。

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ルベア
たぬきの里の名誉住人(名誉 里のもの)ルベアです。 好きなもの:ルートビア、甘い食べ物、旅行 得意なこと:考えたことを言葉にすること 欠かせないもの:薄めのブラックコーヒー
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